リハビリの効果を高める、最新機器マルチカフケア(MCCⅢ)
マルチカフケア(MCCⅢ)の局所的遠隔的虚血操作によって、腕や脚の血流を一時的に止め、ふたたび開放することで全身の欠陥及び毛細血管への血流が増大します。
局所的遠隔的虚血操作( RIC : Regional & Remote Ischemic Conditioning)とは、局所的にこの血流を一時的に止める(駆血)、流す(再灌流)を実現する技術です。
米国およびヨーロッパで行われていた局所的遠隔的虚血操作(RIC)を、医師・医学博士 福田博司先生が整形外科疾患の臨床に導入。自同調圧が確実であり、短時間で済むようマルチカフを考案。並行してMCCの効果を高めるためのMCトレーニングを開発、マルチカフにすることでより安全性の高い低酸素トレーニングが可能になりました。
局所的遠隔的虚血操作(RIC)の有効性
- 有効性1
- 欧米では1990年代の初めころからRICに関しての研究が行われている。
- 有効性2
- デンマークの研究では心臓発作の疑いのある患者に搬送中の救急車でRIC処置が行われた。
- 有効性3
- RICによって腕や脚を低酸素状態にすると、脳に信号が送られ低酸素になった腕
や脚を修復させるための各種ホルモンが分泌され全身に作用する。
※RICは血流を制限します。これは人にとって大変ストレスの強いものです。血流が制限されると脳は毛細血管が詰まったからだとご認識をし、これを防ぐために神経の伝達を高め、ホルモンを分泌します。
RICの効果
- 冷え性、自律神経失調症等の症状改善
- しびれ、神経痛の改善
- ひざ痛・関節の可動域改善
- 骨形成が早くなる
- フレイル予防、認知機能向上
- 肩こり・腰痛・背部痛の症状改善
- 脊椎狭窄症の症状改善
- 術後の炎症・浮腫軽減
血流改善部位と作用
- けがの患部
- けがの早期回復・抗炎症
- 神経
- 神経痛・しびれ
- 筋肉
- 筋肉痛・筋肉の緊張緩和
- 関節
- ひざ、ひじなどの関節痛
- 全身
- 冷え性・美容・免疫向上
- 脳
- 歩行安定・認知機能向上
MCトレーニング(Multi Cuff Training:低酸素速筋トレーニング)
MCトレーニング(低酸素速筋トレーニング)は、健康増進やリハビリに有効です。速筋を鍛えるには筋力の65%以上の負荷が必要ですが、MCトレーニングであれば、軽い負荷でも、高齢者等に安全かつ十分な効果が期待できる速筋トレーニングが出来ます。
MCトレーニング(低酸素速筋トレーニング)とは
筋肉を直接圧迫して血流を制限すると筋肉内が低酸素状態になり、遅筋の活動が低下します。相対して、速筋の活動が多くなり、高い負荷をかけなくても効果的に速筋のトレーニングが出来ます。
MCトレーニングで速筋が増えることによる改善効果
- ロコモティブシンドローム・フレイル・サルコペニアの予防と改善
- 加齢に伴い筋肉が衰えるサルコペニア、虚弱によって介護が必要となるフレイル、運動器の疾患により生活に支障をきたすロコモティブシンドロームは、筋力の向上、筋肉量の増加を促すことが、予防と改善に有効です。脳梗塞後遺症患者の転倒予防、寝たきりの予防にも効果的です。
- 冷え性など、自律神経失調症の改善
- 冷え性・自律神経失調症などの症状は血液循環の不良や基礎代謝の低下と深く関係しています。速筋トレーニングで筋肉量を増やすと基礎代謝が向上し、体温の上昇、血液量の増加が期待できます。脳梗塞後、自律神経失調症でお悩みの方にもおすすめです。
- 肩こり・腰痛・膝痛・姿勢不良を改善
- 筋力が低下すると関節の負荷が増え、痛みや炎症などを生じます。トレーニングで筋肉量が増加すると、関節の負担を減らすことができ、腰痛やひざ痛、姿勢改善に効果があります。
- 糖尿病・肥満・骨粗しょう症等、慢性疾患の予防・改善
- 筋肉量が増える事で、インスリン抵抗性、糖代謝を改善し、糖代謝異常の予防、脂質代謝の改善、血圧や血管への良い影響が期待できます。また、食事と持久性トレーニングとの組み合わせで、メタボリックシンドローム等の改善が示唆されています。
参考:
https://www.youtube.com/channel/UCun5nR-AIHM0o00DSz5dE5w
http://www.powerfullife.jp/products/
脳梗塞リハビリ向上センターでは、最新機器マルチカフケアをプログラムに取り入れ、脳梗塞リハビリによる後遺症の改善をサポートしています。
ぜひ、無料体験プログラムで、症状改善の可能性を実感してください。